原因・対策
・結束終了時にフェーシングとフリクション板が完全に離れきらない状態が続き
フェーシングの摩耗が更に酷くなったとき
・摩耗部品を交換して下さい
フェーシング 新品
中古結束機を分解したときのフェーシング
フリクション板とフェーシングが離れきらない状態が続くことでフェーシングの摩耗が酷くなり
段ができてしまいます。
画像のものより更に段ができてしまうと、アームの動作不良に繋がります。
・テーパピン(TP6×50)とフリクション板Aが接触しているとき
・部品交換をして下さい
本来赤線のようにフリクション板に当たらないようテーパピンが通っているのですが
ピンが通っている内部のカラーの穴の摩耗や、丸で囲った部分と擦れるようにピンを打ち込んでしまうと
部品の破損と動作不良になる恐れがあります。
専用の工具で修理致しますので、弊社にご連絡下さい。
・バネ(671B・Y5209)が疲労しているとき
・部品交換をして下さい
上記画像はクラッチを分解した際の画像です。
中央のバネがクラッチを動作させているバネです。
分解にも交換にも専用の工具が必要になりますので、弊社にご連絡下さい。
・キックアウトレバーB(633)がクラッチフォーク(Y5106)に戻らない
・連結ピン(635)を交換して下さい
結束スタートのペダルを踏んで、離した際にキックアウトレバーBが上記画像の位置まで戻りきらないと連続回転が発生します。
連結ピンの摩耗もありますが油切れからの動作不良もあり得る為、まず初めに画像の位置に注油を行い、レバーの動きを確認してみてください。
※ペダルから足を離した瞬間にレバーが戻る、ぐらいの速さでないと×です。
・クラッチキー(Y5308)の摩耗
・部品交換をして下さい
画像中央の扇形になっている部品がクラッチキーです。
坂になっている部分が摩耗すると、キックアウトレバーが坂で止まれなくなってしまい
アームの連続回転が発生してしまいます。