この症状が発生する場合は、クチバシに不具合が発生しているかもしれません。
原因・対策
・糸押エ(Y5620)の押えが強すぎる時
・糸押エ調節用ネジ(870)でバネを調整して下さい
調節ネジを緩めると糸押エの紐を押さえる力を弱める事ができますが、調節アームにネジ先端が触れていなければそれ以上ネジを緩めても強さは変わりません。(黄色点線部分)
ネジが調節アームに触れていない状態で更に弱めたい場合は、糸押エバネを締め付けているナットで強さを調整する必要があります。
・ナイフ(859K)が切れにくくなったとき
・部品交換して下さい
紐をセットする際に軽く紐が切れないとナイフが刃こぼれしている可能性があります。
ナイフ交換についての動画がありますのでぜひご覧ください。
・コロ押エ用板バネ(Y5511)が弱いとき
・部品交換して下さい
板バネは2枚1セットで取り付けられています。
1枚だけ破損しても結束不良に繋がります。ご確認下さい。
・クチバシの上下間にゴミ等が溜まり、正しい動作ができないとき
・クチバシを掃除してゴミを取り除いて下さい
黄色線で囲った部分にゴミや紐くずが溜まりやすいので定期的に清掃して下さい。
・クチバシとストリッパの上下が合っていないとき
・ストリッパアーム(Y5412)の調節ボルトで調整して合わせて下さい
クチバシとストリッパの高さが合っていないと紐の抜けが悪くなり結束不良に繋がります。
調節ボルトでストリッパの高さを合わせます。
ストリッパ高さ調節についての解説動画がありますのでぜひご覧ください。
・クチバシ先端の溝が摩耗
・部品交換して下さい
摩耗により黄色線部分の段差が無くなってしまうと、結束不良が発生します。
このようになると部品交換になります。弊社にご連絡下さい。
他の項目で説明しているクチバシのバリをやすりがけで直す際にこの部分を削ってしまわないよう気を付けて下さい。
・指定紐以外の紐を使用したとき
・指定紐を使用して下さい
結束機に使用されている部品に見合った紐を使用して下さい。
クチバシのコロの上に刻印があります。
4ですとP28用 7や70ですとP50用のクチバシになります。
この他にも紐によって規格の違う部品があります。
紐と部品が見合ったものでないと結束不良の原因となりますのでご注意ください。