原因・対策
・糸押エバネ(Y5621~23)の調節が弱い
・糸押エ調節ネジ(870)を締めて強くする
画像中央のネジが調節ネジです。
10番のスパナでナットを緩めてから回します。
調節ネジを締めるほど糸押エは強く紐を押さえるようになりますが
締めすぎると結束後に紐を離さなくなってしまいます。
少しだけ締めて(緩めて)、その都度結束して紐の状態を確認してください。
・糸締メ装置の締め付け過ぎ
・糸締メ装置のダイヤルを(LOOSE)の方向に回して下さい
ダイヤルを右に回すと強く、左に回すと弱くなります
機器によっては矢印がついており、ダイヤルの可動域がピンの間のみなので
それ以上に弱めたい(強めたい)場合は矢印のナットを緩めてからダイヤルを回してください
・紐の通し順序が間違っている
・正しい紐通し順序に直してください
Youtubeに動画と、弊社のホームページに紐通し順序解説のページがあります。参考にしてみてください。
・紐が通路の途中で引っかかって繰り出せない
・コブや絡んでいる所を直して紐の通りを良くして下さい
紐が通る部分で、抵抗がかかりそうな部分を確認してみてください。
例えばコロが回らないようでしたら、軸から取り外して中のゴミを取ると抵抗なく回ります。
油切れの可能性もありますので、応急処置ですとコロの脇から潤滑剤をかけると改善される場合があります。
紐の通り道ですので汚れが付着しないよう注意して下さい。
・糸押エ(Y5620)の曲がりや摩耗
・ナイフ台(Y5602)の糸押エ部分の摩耗
・部品交換して下さい
糸押エもナイフ台も紐をセットする部分の部品です。
糸押エは軸部分、ナイフ台は糸押エが通っている穴が摩耗していきます。
取付には調整が必要なため、弊社にご連絡下さい。
・指定紐以外の紐を使用したとき
・指定紐を使用して下さい
結束機に使用されている部品に見合った紐を使用して下さい。
ナイフ台にはシールで規格が貼ってあります。
クチバシにはコロの上に刻印があります。
4ですとP28用、7や70ですとP50用のクチバシとなっています。
この他にも紐によって規格が違う部品はあります。
紐と部品が見合ったものでないと結束不良の原因となります。ご注意ください。