輪が小さく結びも緩いとき



結びの輪が極端に小さい状態です。

紐尻を引くとすぐに解けてしまいます。


原因対策

・ストリッパ(Y5410)の摩耗によりクチバシとの間に隙間ができたとき

・ストリッパを交換して下さい

上記画像の黄色線の部分の隙間が、摩耗により広がると結束不良が発生します。



・クチバシとストリッパの上下調節が合っていないとき

・ストリッパアーム(Y5412)の調節ボルトで調整して合わせて下さい

 

・クチバシが紐を早く離すとき

・クチバシ調節用ボルト(813)でクチバシの開き具合を調整して下さい

上記二つの原因への部品調整は解説動画がありますので参考にして下さい。

ストリッパの高さ調整 適正位置

ストリッパアーム 調節ボルト


クチバシの開き 紐の規格により具合が変わります。

紐がP28の場合1mm

紐がP50の場合2mm

ナットを緩め、ネジを締めればクチバシが開き

緩めれば閉じていきます。



・クチバシ用コロ(Y5506)とコロ押エ(Y5507)との間に隙間ができたとき

・摩耗部品を交換して下さい

部品の摩耗により症状が発生します。

両方の部品が原因の場合もありますので、弊社にご連絡ください。


・クチバシの変形または破損、ストリッパの変形または破損

・部品交換して下さい

クチバシの摩耗

ストリッパのツメ部分の破損


部品取り付けの際には調整が必要になります。

弊社にご連絡下さい。


・指定紐以外の紐を使ったとき

・指定紐を使用して下さい

上 P50用 下 P28用

左 P50用 右 P28用


結束機に使用されている部品に見合った紐を使用して下さい。

ストリッパはツメの間の隙間がP28とP50で違います。

クチバシにはコロの上に刻印があります。

4ですとP28用、7や70ですとP50用のクチバシとなっています。

 

この他にも、紐によって規格が違う部品はあります。

紐と部品が見合ったものでないと結束不良の原因となりますので、ご注意下さい。