結び輪の頭部が切れるとき



結束の際に紐に負荷がかかると起こる症状です。

写真では輪の1つが切れていますが2つとも切れてしまう事もあります。


原因対策

・クチバシとストリッパの上下が合っていないとき

・ストリッパアーム(Y5412)の調節ボルトで調整して下さい


クチバシとストリッパの高さが合っていないと、二つの部品で紐を擦切ることになってしまいます。

調節ボルトで位置を合わせて下さい。

 

調整についての解説動画もありますので参考にしてみて下さい。


・クチバシの先端部分にバリがあるとき

・目の細かいヤスリで磨いて下さい


クチバシのバリで紐を裂いてしまう事で発生します。

 

紐が触れる部分、黄色線のバリをやすり掛けでなくして下さい。

画像の赤線部分、下クチバシの段差を無くさないよう気を付けて下さい。

段差が無くなってしまうと部品交換になってしまいます。


・指定紐以外の紐を使用したとき

・指定紐を使用して下さい


結束機に使用されている部品に見合った紐を使用して下さい。

ストリッパはツメの間の隙間がP28とP50で違います。

クチバシにはコロの上に刻印があります。

4ですとP28用、7や70ですとP50用のクチバシになります。

 

この他にも紐によって規格の違う部品があります。

紐と部品が見合ったものでないと結束不良の原因となりますので、ご注意ください。